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【報告】沖縄県民大会と呼応するいのちと平和のための6.19行動 国会前に1万人

2016年6月21日

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元海兵隊・米軍属による女性暴行殺害事件に抗議し、海兵隊の撤退を求める沖縄県民集会に呼応する集会が国会正門前で開催され、約1万人が参加しました。

集会は、まず、犠牲となった女性への哀悼の意を表すため一分間の黙祷を行い、主催者を代表して外間三枝子さんが挨拶。「戦後71年、沖縄は本土とは違う戦後を歩んできた。60年前も6歳の子どもが米兵に殺され基地のごみ箱に捨てられた。今もこんな過去とともに生きている。女性が殺されても何も言えない、地位協定の改定も言い出せない。こんなにも惨めで醜悪な政権はない。日本をもっと変えるためにできることをやっていこう!」と訴えました。

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オール沖縄会議の大城悟さん(沖縄平和運動センター事務局長)は、「戦後、米軍による凶悪事件は571件発生してきた。こんな事件は小手先の対策ではなくならない。基地がある限りなくならない。沖縄の未来のため子どもたちのため、基地のない平和な沖縄を作るため全国の皆さんと連帯を強めながら、安倍政権と対峙していく」と決意を述べました。

政党からは、民進党の初鹿明博衆議院議員、共産党の田村智子副委員長、社民党の吉田忠智党首が連帯の挨拶。それぞれ、共にたたかう決意を述べました。

また、沖縄の県民大会での翁長県知事の挨拶が同時中継で流され、「このような事件が二度と起きないよう、県民の先頭になって、地位協定の抜本的見直し、海兵隊の撤退・削減、基地の整理・縮小、辺野古新基地建設阻止に取り組む不退転の決意をここに表明する」との発言に大きな拍手がわきました。

作家の落合恵子さんが登壇、「20歳の女性が殺されたその瞬間どんな屈辱の中にいたのか、みんなが考え、想像しよう。戦場では女性は支配の対象であり差別・レイプの対象であることを忘れてはならない。ずっと続いてきた事件は沖縄だけではなく、私たちのテーマにしなければならない。沖縄にこんな苦しみをずっと押し付けてきた政治家を落選させよう! これが沖縄との連帯の証だ」と訴えました。

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その後、戦争をさせない1000人委員会の清水雅彦さん(日体大教授)、共同センターの小田川義和さんが連帯の挨拶をしました。そして、9条壊すな!実行委員会の高田健さんが行動提起。「沖縄の問題もわれわれが直面する社会の問題も諸悪の根源は安倍内閣だ。野党共闘を活かして何としても必ず打倒するため、頑張り抜こう」と訴えました。