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【報告】戦争法廃止!憲法改悪は許さない! 8.19国会前総がかり行動に3000人

2016年8月22日

安保関連法=戦争法が強行採決された昨年の9月19日から11か月目を迎えた8月19日、国会議員会館前で、戦争法廃止!憲法改悪は許さない!国会議員会館前集会が開催され、3000人が参加しました。

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政党を代表して民進党の小西洋之参議院議員、社民党の又市征治幹事長、共産党の田村智子副委員長が挨拶。それぞれ、参院選挙で、改憲勢力が3分の2を占める結果になったが、戦争法が憲法違反であることに変わりはなく、憲法改悪阻止のため、ともにたたかいぬく決意を述べました。

次に、主催3団体の代表が発言。まず戦争をさせない1000人委員会を代表して内田雅敏事務局長が挨拶し、「参議院選挙は残念な結果になったが、厳しい状況だからこそ、なぜ安倍政権とたたかうのか再確認する必要がある。命を大切にしないのが安倍政権。あの戦争で不合・無念の死を強いられた、戦争犠牲者の声に耳を傾けながら、戦争しない国を未来に引き継ぐために、アジアの民衆とも連帯して、たたかい抜いていかなければならない」と訴えました。

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また、9条を壊すな!実行委員会の山口菊子さんは「参院選・都知事選の結果は厳しい結果となったが、決してあきらめることなく、しぶとく草の根の運動やり続けなければならない。先の戦争は女性に参政権がない時に始まったが、今は参政権がある。もし戦争をするようになったら、女性の責任も大きい。共に戦い続けましょう」と呼びかけました。

憲法共同センターの岸本啓介さんは「昨年の強行採決から11か月。国民の戦争法への理解はまだ深まっていないことが世論調査の結果でも明らかだ。平和を願い、民主主義や立憲主義を大事にして、安倍政治ではだめだと思う人々の受け皿となった野党共闘をこれからも大事に育てて、3分の2勢力を乗り越える新たな運動を大きくしていく秋にしよう!」と呼びかけました。

次に、各市民団体の代表も挨拶、日弁連憲法問題対策本部の山岸良太さんは、内戦状態になっている南スーダンの情勢に触れ「PKO派遣されている自衛官の命が危ない、今すぐ戦争法の廃止を!」と訴えました。

障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会副会長の市橋博さんは「戦争になれば真っ先に障がい者の人権が脅かされる。平和と人権が守られる社会にするためともにたたかっていこう!」と呼びかけました。

日本国際ボランティアセンター事務局長の長谷部貴俊さんは、南スーダン情勢に触れ、「いま必要なことは自衛隊の派遣ではなく、非暴力の国作りのための支援だ」と訴えました。

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一坪反戦地主会・関東ブロックの青木初子さんは沖縄・高江ヘリパット建設工事に反対するたたかいへの安倍政権の暴力的弾圧についてふれ、たたかいへの支援を訴えました。

最後に、9条を壊すな!実行委員会の菱山南帆子さんが行動提起を行い、9.2違憲訴訟の会の報告集会、9.19国会正門前行動、臨時国会開催日の国会前行動、10月6日のシンポジウムなどへの参加を訴えました。