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集団的自衛権を考える10・16院内集会

2014年10月10日

10月16日に開催される立憲フォーラム院内集会で、ノンフィクション作家の保阪正康さんが講演されます。「戦争させない1000人委員会」としても協力することになりましたので、ここにご紹介いたします。積極的なご参加をお願いします。

立憲フォーラム・戦争をさせない1000人委員会共催
集団的自衛権を考える10・16院内集会

講師:保阪正康さん(ノンフィクション作家・昭和史研究家)「いま、昭和史に学ぶこと」
日時:10月16日(木)午後6時30分~
場所:参議院議員会館一階 講堂
※入場は無料です。参議院議員会館入り口で入館証を配布します。
※お問い合わせは参議院議員・江崎孝事務所(03-6550-0511、参‐511)へ

日米両政府は10月8日、日米防衛協力の指針(ガイドライン)の見直しに関する中間報告をまとめました。これまでの「周辺事態」を削除し、米軍への後方支援や安全保障での対米協力の地理的制約を撤廃することを明記しました。いよいよ地球上のあらゆる場所で米国の戦争に加担することがはっきりしました。

講師の保阪正康さんは、昭和史の実証的研究のために4000人近い人々に聞き書き取材を行い『東條英機と天皇の時代』『秩父宮』『昭和史の大河を往く』など数多くの著書を発表。「昭和史を語り継ぐ会」を主宰し、独力で『昭和史講座』を刊行し続け、2004年に菊池寛賞を受賞。この間は、歴史探偵の半藤一利さんとともに今の憲法を少なくとも100年は保たせようと主張されています。

『昭和天皇、敗戦からの戦い』(毎日新聞社)で保阪さんは、「わたしは、昭和天皇は1945年8月15日のポツダム宣言を受諾して、日本の敗戦を受けいれたときに、自らのそれまでの考えを捨てることを決意したと理解している。具体的にどういうことか、といえば、それは『天皇制下の軍事主導体制』の放棄ということである。軍事主導体制による軍国主義は、日本の国策に合わないとの結論をだしたのである」と書いています。

しかし、投げ捨てたはずの軍国主義を復活させようとする動きが急です。

安倍政権は閣議で集団的自衛権の行使を容認し、戦後の国是ともいうべき専守防衛を投げ捨て、戦争のできる国へとしゃにむに舵を切ろうとしているからです。いまこそ、昭和史を学び直し、歴史の捏造を許さないようにしましょう。

そして、殺し、殺されることのない日本、世界をつくりましょう。