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【壊憲・改憲ウォッチ(44)】宮古島と日本軍の「慰安所」

2024年9月10日

飯島滋明(名古屋学院大学、憲法学・平和学)

2024年9月8日、宮古島の上野野原で、「日本軍「慰安婦」の記念碑・アリランの碑建立16周年のつどい」が行われました。

アジア・太平洋戦争でも1944年3月に南西諸島での軍事力強化のために沖縄守備隊(第32軍)が創設され、基地建設が本格化しました。

人口約5万人の宮古島にも約3万人もの日本の軍隊が駐留しました。

それに合わせて宮古島にも各地に「慰安所」が設けられました。

「石碑」で紹介されているように、宮古島にも少なくとも16カ所の「慰安所」がありました。

弾薬庫建設が進む「保良」(ぼら)にも「慰安所」があった可能性もあるなど、「慰安所」は16カ所に留まらない可能性があります。

宮古島での歴史を知る人物からは「宮古島じたい」が「戦跡」とも聞きました。

「同じ過ち」をくり返さないため、「宮古ブルー」と呼ばれるほどきれいな海に囲まれ、豊かな自然と魅力にあふれた「宮古島」での戦争の歴史を知ることも大切です。